2020年11月21日

はたけ通信《03》荒地草刈り・除草・耕起・うね立て・施肥


 今回は08月12日から08月17日にかけての6日間の通作・移住・テレワークでした! 「天候に恵まれまして」と言いたいところですが、これだけ暑いと「恵まれて」というのが不適切のようにさえ思われてきます。だからそれは、ほとんど「降雨に邪魔されずに」という意味以外の意味をもちません。実際、15日はあまりの暑さに午後の作業は取りやめさせていただきました!
 それよりも何よりもまず初めに怒りを込めて(悲しみを込めて!)報告しなければならないことは、畑に駆けつけてみてまず目にした、前回、2列に渡って播種した青大豆の62株すべてが発芽せずの結果に終わったという悲しい報告です。やはり、1昨年産の種子だったてことが原因のすべてということでしょうね。つまり、カラスやハトにつまみ食いされた形跡はまったくなかったということです。ただ、芽キャベツ5株とオクラ6株はしっかり根付き、元気に育っていました。マリーゴールドもまだまだ小さいですが、すでに花を咲かせていました。

●2020年08月12日(水)
 16:00−18:30
□上の畑新しいうね立て
 青大豆の発芽がゼロをふまえて、早速、つぎの作物の播種に備えて同じ青大豆の2つの列を崩して1本の溝を掘って施肥(バーク堆肥、発酵鶏ふん)して、1本のうねを立てました(これを上第1のうねと呼ぶことにします)。

●2020年08月13日(木)
 07:30−10:30
□上の畑の耕起、畑周りの手入れ
 16:30−18:30
□荒れ地の草刈り、池の周りの草刈り
 6月27日、7月30日につづいての草刈りですから、草丈も短く作業は楽なものなのですが、それでも1.5アールの面積の草刈りには時間がかかります。暑さとの闘いでもあります。
 《はたけ通信》には今後もしばしば“池の周りの草刈り”という作業名が登場することになると思いますのでここでこの池について【特集V】で簡単に説明しておきたいと思います。

●2020年08月14日(金)
 08:30−10:30
□上の畑のうね立て 
 3列から4列、溝堀りをして、そこにバーク堆肥、発酵鶏ふんを施肥して、それを薄く土でカバーするという作業でした。
 昼からは休養で、町内横川渓谷の蛇石を見に行きました(観光というほどたいしたものではないのですが、一応、町内の観光名所ということになっています。

●2020年08月15日(土)
 08:30−10:30
□下の畑、土壌改良剤の散布、耕起
 下の畑、全面に苦土石灰(土壌改良剤)を散布しました。その後、同様に全面、耕起です。
 昼からは、避暑のため休養にしました。


●2020年08月16日(日)
 07:30−09:00
□下の畑の畑回りの手入れ
 16:30−18:00
□池の中4本の杭を打ち込む、“深み”の泥出し 
 その意味については【特集V】を参照してください。
 18:00−19:15
□下の畑のうね立て、施肥
 手入れされた下の畑に1本のうねを立てました。まず溝を掘って、施肥して(バーク堆肥と発酵鶏ふん)、その上に、うねを立てるという作業です。暗闇が迫っていましたが、何とか完成させました。長さは9.8m、幅は0.55mの1本です(これを下第1のうねと呼びます)。 

*今回の農作業は全体として、次回の播種、定植に向けての畑の下ごしらえ、と位置づけることができます。



【特集V 石積みの朽ち果てた池】
 上の畑の南側に接して約1.5アールほどの広さの産業用の池があります。産業用という意味は、庭園の一部としての池ではなく、という意味です。この屋敷には住居と庭の間にもう一つの庭園の一部としての池があるのです。この地域には、かつてささやかながら養鯉業が成り立っていまして、家々に小さな池がありました。現在はつぶされてしまったか、ほとんどのものは縮小されて、周囲もコンクリートで固められて、池というよりは“水槽”といった方がふさわしいようなものに姿を変えてしまっています。そのなかで昔の姿をとどめて生き残っているこの池のたたずまいと、この池への思い込みを紹介するためにもっともふさわしいのではないかと思い、一篇の詩を末尾に掲げさせていただきました。この池についてはいずれ写真でお示しします。
 かつてお蓮さんという祖母が300貫(1 125kg=3.75kg×300貫)の食用の鯉を水揚げしたという数字が語り継がれています。1トン強ですからねえ、ものすごい生産力ですよね。現在も水深50cmの水量をたたえていますが、住んでいるのはかなり大きな成魚が16匹、小さいものは数え切れません(それほど多く、という意味ではなくただ単に数えることがむずかしいという意味です)。
 16日の作業について説明しておきます。この池には2m×3m程の“深み”があるのですが、これは鯉が冬越しのために“巣籠もり”する場所として設けられたものだと思います。子供の頃はこの“深み”は恐かったですね。冬には水面が凍りますから、まあ備えとして必須のものとされていたのだと思います。実際のところはどうなんでしょうね。でもたしかに、厳冬の頃には鯉は冬眠ではないとは思いますが、ほんとにじっと寒さに耐えているように見えます。 
 それで16日の“杭打ち”はこの4すみに角材を打ち込んで、11月末頃までにはそこに発泡スチロールを固定するということになります(昔はわらで編んだものを載せていました)。まあ1年間に埋まった泥を掻き出して、水深50cmよりさらに深い場所を鯉さんたちに提供して、より安全に冬越えしていただくというねらいです。



2020年10月10日 記


石積みの朽ち果てた池

その池は荒れ果てた屋敷の奥深くに広がっていた
それは父から引き継いだガラクタ資産の一つだった

その池はかつては養魚池として産地を支え
かけがえのない生活の糧を稼ぎ出していた
はるかに時を隔ててすでにその生産力のすべてを失い
それは無用の長物のように無残に横たわっていた

ある夏の日
ひまにまかせて周囲の草を刈りこみ
流れをよみがえらせると
その池は宝物のように光り輝き始めた

今それは村々にあってただ一つ生き残った池として
野趣豊に誇らしく横たわっている
蒼き池の端にたたずんでその長き歴史を想う
ただわけもなく涙あふれるままに



2017年09月01日     K

写真を貼付いたします。
真ん中の囲いがこのたび設置した
鯉さんたちの冬の巣籠もり場所です。

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2020年11月11日

はたけ通信《02》荒地の草刈り・大豆播種・マリーゴールド等植え付け


 今回は07月29日から08月02日にかけての5日間の通作・移住・テレワークでした! 07月29日の夜半から雨は降りましたが、翌日の朝には雨はやみ、曇りがちではありましたが農作業としては天候に恵まれました。

●2020年07月29日(水)、15:10
□マツシマ農機より管理機、届く
 畑の土壌はさらさらの、多分火山灰土なのではないかと思うのですが、それでもやっぱり管理機が必要になります。ということで事前に契約していた管理機が本日運ばれてきたということです。今後大活躍してもらうことになるこの管理機について少し説明しておきたいと思いま(いずれ写真掲載させていただきますが)。
 三菱農業機械の型式「MMR600AUN」、俗称は「三菱ミニ耕うん機マイボーイ」です。機能は耕うん(耕起)とうね立ての2つです。耕うん幅は55cm。機械の操作につきまして、以下で簡単にまとめてみました。
(ただし、以下の部分は、飛ばして読み進んでください。自分自身の復習、確認みたいなものです)
@主変速レバーの「中立」を確認する、Aエンジンスイッチを「始動」の位置に置く(右回し)、Bスロットレバーを「中間」に置く、Cリコイルスターターのロープを引いてエンジンを始動させる、Dあとは必要に応じて、主変速レバーを操作して、前進移動、後進移動、耕起する、同時に、Eその前に、Dの開始する動作に応じて、尾輪ステーと尾輪をセットする
 移動(前進も更新も共通)→尾輪ステーを最上位に固定、尾輪は下付けにする
 耕起          →尾輪ステーを最下位に固定、尾輪は上付けにする
 簡易うね立て      →尾輪ステーを最下位に固定、尾輪は中付けにする
 F最後に、主クラッチレバーを下してハンドルともに握って、管理機の作業開始となります。作業を止めるときは、レバーを離して(上にあげて)作業を止めます。

●2020年07月30日(木)
09:00ー11:30
□荒れ地(M3)の草刈り、畑の除草
 前回(6月27日)から約1カ月ということですから、草丈はさほど伸びていませんから作業としてはラクチンなのですが、やはり2時間半はかかりました。
 畑周りの清掃、上の畑の草曳き
16:30−18:00
□上の畑、畑周りの清掃、除草、耕起、うね立て(4うね)に向けての溝堀り
 青大豆の播種、花苗、野菜苗を植え付けに備えて草曳き、耕起、うね立てをしました。
 雑草の種類はハコベ、スベリヒユウ、それにかほん科の雑草といったところですが、この段階ではハコベがもっとも手ごわかったです。
  耕起、うね立てということでいよいよ管理機のデビューとなりました。試運転なしのいきなりの実践(作業)ということですから、へっぴり腰でターンのたびに振り回されて散々でした。まあ、徐々に慣れて上達していくでしょう。うね立てに向けての溝堀りは、施肥のための溝堀りで、今回はバーク堆肥を施しました(4すじ)。そして薄く土を被せ、その上にうねを立てるという手順になりますが、本日は4すじの溝切りをして、バーク堆肥を施して、薄く土を被せるというところまでの作業をしました。


●2020年07月31日(金)、近畿、ようやく梅雨明け宣言
08:30−11:30
□上の畑(M2)の除草、耕起、青大豆播種(1列目に31カ所)
 青大豆は東から1列目に播種しました。1カ所に2粒づつ、31カ所に播種
15:30−18:00
□上の畑の東の端1列(11.50m)にマリーゴールドを植え付ける(13株)
 青大豆播種(2列目に31カ所)、その後、上の畑の耕起、2本のうね立て、バーク堆肥施肥 オクラ、インゲン、芽キャベツの苗の植え付け、上の畑の北の端にラベンダーを3株植え付ける、2本目のうね立て(バーク肥料)、3〜4本目の溝堀をしました。
 マリーゴールドの植え付けは、畑の端ですからしぶとい雑草が多く、小石も多く、植え付けるまでの準備が大変でした。
 ひきつづき青大豆は東から2列目に播種しました。午前と午後合わせて、2つの列に62カ所の播種となりました。ただ、種子が2018年産のもので“古い”というのが気になるところです(彦根の開出今の畦畔で採種したもの!)。果たして発芽するか、大いに不安
 2本目のうねにオクラを6株、インゲンを2株、芽キャベツを5株植え付けました(これを第2のうねと呼ぶことにします)。

●2020年08月01日(土)、関東甲信越、梅雨明け宣言
 08:30−10:30
□マリーゴールドの植え付け(17株)、下の畑(M2)の耕起
 マリーゴールドは合計30株の植え付けになりました。下の畑は全面耕起で、きれいになりました。

*暑くて暑くて、午前3時間、午後3時間が精いっぱいという感じでした。そのたびに汗だくで、作業着は毎日毎日2回洗濯でした。

【 特集U マリーゴールドに対する特別な思い入れ 】
 前回は雑草スベリヒユについてメモしましたが、今回は上の畑の東の端1列に定植したマリーゴールドについてメモしておきます。
 なぜマリーゴールドにこだわるのかと言えば、それが“益草”(こんな言葉は存在しないと思います。ちなみに害草という表現にはたまに出会うことがあります)。マリーゴールドはキク目、キク科、コウオウソウ属という分類になります。原産地はメキシコで、日本へは江戸時代、寛永年間に渡来したとされています。マリーゴールドは2つの意味で“益草”です。一つは、根から分泌されるαーターチニエールという成分が、土壌有害線虫(とくにネグサレチンセンチュウ)に毒性を示し、鋤き込まなくても線虫防除効果が得られるという点があげられます。
 もう一点は、この花の花びらから抽出されるキサントフィル脂肪酸エステル混合物に含まれるヘレニエンという色素が暗順応改善薬の原料として用いられている点があげられます。ヘレニエンを有効成分とされる暗順応改善薬「アダプチンホール」は現在でも眼の薬として使用されています。 
 しかしそうはいっても、きつい異臭がキライという人も少なくありませんね。ただ私はかつて、レタス産地として有名な長野県洗馬のあたりのレタス畑の縁に植えられているマリーゴールドを見たことがあり、それ以来、マリーゴールドにこだわっています。昆虫には天敵というものが存在しているのですが、植物に天敵というものがあるという話は聞いたことがありませんよね。しかしこういった植物を輪作、間作することによって農薬散布を減らすことができたら素晴らしいことと思うのですが・・・。

2020年10月03日  記
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2020年11月08日

はたけ通信《01》草刈り・除草・耕起


 さて、《たんぼ通信》は表1に示すように2007年以降の足掛け13年間に454通の発行に及びました。栽培は2018(平成19)年をもってピリオドを打ったのですが、通信の発行は2019(令和1)年6月まで(最終発行は6月12日)、販売は12月までつづきました。

表1 足掛け13年間における《通信》の発行数
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○田んぼ通信から畑通信へ

 そして月日は流れ! 2020年7月より信濃における畑作が開始されることとなりました。たんぼも草津から彦根への通作でしたが、はたけもまた滋賀から長野への通作なのか、移住なのか、テレワークなのか、似たようなもんだと思っています(この点に関してはまた詳しくお話しする機会があるかもしれません)。
 さて、何はともあれ“いかなる畑”なのかだけははじめにお知らせしておきたいと思います。まず大きさ(広さ)についてですが、3つの部分から構成されています。東から、下の畑(以前の田んぼにならって記号を付けておきますとM1)、上の畑(M2)、そして荒れ地(M3、いまだ畑化に至っていないという意味で荒れ地としておきます。将来的には果樹でも植えますか?)です。面積はそれぞれ以下の通りです。(07月31日測定)
 M1=東西20.00m×南北 9.80m=196.00u=1.96a(アール)
 M2=東西13.60m×南北11.50m=156.40u=1.56a(アール)
 小計(当面の耕作面積)      3.52a(アール)
 M3               ≒1.50a(アール)
 合計              ≒5.00a(アール)
 たった5アール、されど5アールです!

 初回の今回は06月26日から06月30日にかけての5日間の通作・移住・テレワークでした! 26日は雨が降ったりやんだりの天気でした。27日の夜半から28日の朝方にかけて雨が降りましたが、朝9時には雨が上がりました。その後は30日にかけて晴れの天気でした。

●2020年06月27日(土)、荒地の草刈り08:10−11:30、15:00−18:00雨降ったりやんだり
□荒れ地(M3)の草刈り
 いずれは果樹でも植えたらと考えていますが(ブルーベリーがいいかな)、当面は荒地、草刈りということにしておきます。1カ月の間隔で草刈りすれば草刈りも楽なのですが、草丈が伸びてしまうと一苦労ということになります。今回は、今年初めてということになってしまいましたので、大変な作業になってしましました。とはいっても山の下草刈りとは違いますからね、なんてったって平場の草刈りですからね、知れたことです。

●06月29(月)、晴れ、08:30−12:30、15:00−17:30
□M1、M2の畑の周囲の草刈り、畑の中の除草
 田んぼでいえば“畦畔草刈り”ということになりますが、畑には畦畔がありませんので、畑の周囲の草刈りということになります。田んぼも畑も田畑の中の雑草のみならず、畦畔、そして周囲の草刈りもとても重要です。
 畑の中の除草きですが、その対象はほとんどハコベとスベリヒユということになります。スベリヒユにつきましては、今後、野菜作りするうえではこの雑草との闘いということになりますから、以下で、【特集T】という形で少し詳しくスベリヒユについて説明しておきます。


【特集T雑草の王様スベリヒユ!】
 スベリヒユ、分類上はナデシコ目、スベリヒユ科、スベリヒユ属、スベリヒユ種ということになります。同属にはマツバボタンがあります。いずれ写真でお示しします。
 世界の熱帯から温帯にかけて幅広く分布し、日本全土にみられる、とありますが近畿ではあまり見かけませんね。
 一年生の草本、全体に肉質で無毛、茎は赤紫色で、根元から分岐して地を這い、斜めに立って枝分かれする。花期は夏から初夏で枝先に集まっている歯の間に、5弁の小さな黄色い花を咲かせる。雑草として引き抜いておいても、茎葉はしおれず、容易には枯れない強さがある。これが手ごわいのです。これが野菜として生または乾燥品として食用にできるというから驚いてしまうんですよね。しかも健康食品だというんですね。私にとっては、幼いころから慣れ親しんできた雑草で、確かに話としては「食べられる」ということでした。しかし見た感じ、まったく食欲は湧きません。それどころか、とにかくしぶとくて憎たらしいという印象しかなかったです。現在でも山形、沖縄では野菜として親しまれているということです。またギリシャのクレタ島では炒めてサラダに乗せて食するとのことです。ネットにそのサラダの写真が載っているのですが、見た感じ悪くないですよ(おいしそうですよ)。中国では生薬として使われているそうです(夏に根を除き、水洗いして日干し乾燥して生薬)。解熱、解毒、利尿や虫刺されに効用があるとされています。まっ、しかし、乾燥耐性があり、畑や路傍、空き地など日当たりの良いところにしぶとくはびこり、農業においては害草として知られ、しぶとい雑草として忌み嫌われています。一株で50cm、60cmにもひろがりますか、気持ち悪いほどですよ。
 まあしかし、信濃で畑作をやろうと思えば、このスベリヒユと付き合う(たたかう)覚悟が必要でしょうね。
 


 スベリヒユに関してはそういうことですが、おかげさまで2枚の畑の草引きを仕上げることができました(まだスベリヒユが大きく育っていませんでしたから)。何とか秋野菜の栽培に向けて準備を整えることができました。6月とはいえ、信濃の6月末の日中は相当に暑く、朝夕のそれぞれの3時間が勝負ですね。

 “字ばっかりで読みにくい”とのご指摘をいただいています。今後、畑や作物の写真を随時掲載するなどして、工夫してまいりたいと考えています。



2020年09月26日 記
posted by 管理人 at 10:44| Comment(0) | 日記